ハンコ至上主義なんて。
お疲れ様です。
このIoTの進む現代でも、まだまだ判子文化が根付いたまま、一向に衰える気配のない組織も多いようで、私もそんな組織に属している者のひとりです。 『判子がないと企画が進まない』 『決裁者の判子待ちです』
なんてセンスのない回答(笑)
でも事実ですから仕方ないんです。 判子がないと何もできないんです。
そんな判子絡みで、私がこれからこの組織にいていいのか不安になったエピソードを紹介します。
題して、
『決裁者の判子は顧客より重い』
…そんな会社大丈夫かしら?
大丈夫、まだ存続してます(笑)
うちの職場は決裁者が2名おり、稟議等通す際には2人分の判子が必要になります。副部長と部長的な感じですね。
あるとき、顧客たっての希望で早めの回答を求められた案件がありました。 私は早速稟議を作成し、上席へ稟議をまわしました。ところがその日は副部長が不在の日だったのです。仕方ないので部長だけに判子をもらおう、いそぎだし、そう思い部長のもとへ稟議を持っていきました。 そこで部長から衝撃のお言葉がー
「副部長の判子がないからあした見るわ」
…ん? …いやいや今日中に回答がいるんです。
「でも判子すわってないからどうせ明日まで 何もできんよ」
…え…お客さんは…
「しょうがないよね(圧)」
…はい。
→そして私が顧客へ平謝りという流れです。
取引先も「しょうがないですよね」と言ってくださいましたが、内心馬鹿にされてるんでしょうね。
『決裁者の判子は顧客より重い』
いかがでしょうか。
顧客の希望なんかよりも内部の事務処理を重んじる崇高な組織なんです(笑)
私一人の力でどうこうできる社風ではないと思いますが、こんな会社もまだあるんだということを知っていただければ幸いです。